2010.7.16〜2010.7.20 白山登山、そして輪島の旅 白山奥宮、白山比�盗_社、気多大社

はじめに

　7月の海の日を含んだ連休、旅の友人小林氏と毎年恒例となった夏山登山を行った。
　今年は、以前登頂には成功したけれども、雨となってしまい達成感が今一つであったことから、白山に再度チャレンジすることにし、下山後は輪島の地を巡ることにした。

7月16日〜7月17日

　行きは少々強行軍である。
　7月16日、会社を退けて直ぐに愛車フジ丸で移動開始。
　東京で小林氏と合流して白山、市ノ瀬へ。
　到着後、直ぐに登山開始。徹夜明けの登山となってしまった。


白山登山

　この時期の休日(土曜日含む)は登山客が多い為、マイカー規制されるため、一ノ瀬から登山口別当出合まではバスで移動する。




　行程の1/4位まで少々早いペースであったが、ペースを落とすことにした。 気温が高く、途中かなりへばってきた。
　頂上が見えてきた。 頂上まではもうひと踏ん張りである。




　梅雨時期であったが、本当に良い天気である。 そのように考えながら登っていたのであるが、なんと、この日北陸地方の梅雨が明けた。
　小生は本当に天気運がよい。




　この日のベースキャンプとなる室堂に到着。
　室堂には、白山奥宮(白山比�盗_社(しらやまひめじんじゃ)の奥宮)の祈祷殿が建っている。
　白山に登ったら、恒例というわけではないが、ご祈祷をお願いすることにしている。
　御来光を頂上鎮座の奥宮さんで拝んだ後、朝一番のご祈祷を受けることができるのである。今回も御祈祷をお願いすることにした。
　お願いした内容はまた後述。




　まだ陽は高く時間があるので、白山頂上、御前峰(標高2702m)を目指すことにした。
　カタログスペックでは、室堂から御前峰までは40分位とのこと。
　しかし、徹夜明けの小生の足取りは遅く、途中かなりへたりながらの登頂となった。
　翌日、御来光を拝み、一番祈祷を受けるために、再度御前峰を目指す必要があるのだが、大丈夫なのであろうかという不安が...。

　奥宮の様子である。
　山の天気は変わりやすい...少々雲が出てきた。




　室堂まで下山後、夕食をとり、時間があったので少し散策。
　ちょうど日没の時間。
　山頂に詰めておられる神職さんや、舞女の皆さんも外に出てこられまして、皆で夕日を見送ることができた。
　天気に関しては天運があるとしか思えない...。
　ここまでみごとな夕日は今シーズン初めてとのことであった。




　寝床につくと、就寝時間を待たずに睡魔が襲った。 徹夜ですから仕方がないか。


7月17日

　 御前峰を目指す。

　朝3時起床し、最低限の荷物を持ち、外へ。
　満点の星空であった。もう少し余裕があれば、星空の撮影もしたかったところであるが、今回はよしとしよう。
　星空のもと、御来光を拝むために頂上(御前峰)を目指す。
　懐中電灯を忘れて来たが、他の登山客の皆さんの列に混ざって登っていったので問題はなく。
　昨日あれほど疲れた頂上までの山道もなんなく登りきっていた。
　自分のペースを保つということは難しいことなのであろう。
　ちなみに小林氏は、御来光はスキップとのことであった....。

　御来光を待つ登山者の皆さん。
　日の出まであと15分くらいか...。




　御来光
　剣岳や、槍ヶ岳がくっきりと浮かび上がる。




　万歳
　平和、日本万歳
　神主さんのご発声で万歳。
　この後、朝一番のご祈祷をお受けした。
　お願いの内容は...
　「家族、我が友人達の健康と発展」
　である。自分自身のことを祈願するのを忘れた...。
　ま、それはそれで良いか...。




　先ほど登ったお天道様は、もうこんな高いところまで登ってこられた。




　大変めずらしいと思う。
　御前峰が下界に影を落としている。
　今日もいい天気になる。




奥宮大祭

　御前峰から下り、 そして、祈祷殿である。
　この日は奥宮大祭の日であるとのこと。
　神職さんや、舞女さんからおさそいもあり、大祭に参列させていただくことにした。
　登山の安全、皆の平安が祈念され、舞女さんによる浦安の舞も奉納された。
　この日は、白山比�盗_社の宮司様もおられ、直接お話を伺う機会もあった。




　大祭終了後、祭に参列されていた山伏さんがホラ貝を吹いてくださった。
　勇壮なホラ貝の音が山に響きわたった。




白山比�盗_社

　下山し、白山比�盗_社に参拝し、無事下山できた御礼をさせていただいた。
　授与所におられた舞女さんに、本日下山してきたことを話すと、顔の焼け具合からそのことは直ぐにお分かりになったようだ。
　山頂奥宮の神職さん、舞女さんは1週間ごとに交代するとのことで、2日後この方も山頂に向うとのこと。2時間目標で登られるということをお聞きし、若さには勝てないと素直に思った。



輪島にて

　白山比�盗_社を後にしまして、能登半島の、輪島を目指した。
　輪島到着は夕方になってしまったが、散策をし、輪島の食を楽しむ時間を持つことができた。



　夕食は”のと吉”さんで...
　立派なお店であったので、失礼ながらお会計を心配しつつ暖簾をくぐる。しかし、大変良心的、かつ美味しかった。

初めは生で

海の幸あられ丼

いしるの貝焼き

　夕暮れを流す
　風鈴が風に揺れる...

　かつて輪島に駅があったのである。
　今は廃線となってしまったが...。
　しばし当時の様子を思い浮かべてみた。


　御陣乗太鼓（ごじんじょだいこ）
　観光客向けに、地元の方が毎晩のように演奏されていた。
　はじめに由来の説明、演奏、そして最後に記念撮影タイムと、短い時間でしたが大変楽しむことができた。
　なかなか勇ましいものであった。
　かつて、戦国の世、不敗の上杉謙信軍を輪島の民はこの出で立ちと勇ましい太鼓の音で撤退に追いやったとのこと。




7月19日

　そして旅の最終日である。
　輪島朝市を訪ねた。
　買い食いをしたり、買い物をしたり。大変楽しむことができた。
　乾物や珍味が安く、買い占めたいところであるが、その思いを抑え付けるにに苦労した。




　永井豪記念館
　朝市の通りには、漫画家永井豪さんの記念館がある。
　マジンガーZや、デビルマン等、テレビアニメオンタイムの世代(年がバレますがね...)なので大変懐かしく、見学することができた。




気多大社

　帰路、気多大社に参拝。
　あとは帰路のみである。
　帰路の安全を願った。



　気多大社を立ち去る際、旅の終わりが近付いてきたことに気付いた。
　少々寂しく思う...。


昼食

　帰路、氷見駅近くの牛屋にて、氷見牛カレーを食した。
　サラダ、デザートは食べ放題。そして、カレーの量も多く、大変満足であった。


帰路

　初めて関東の渋滞なるものを経験した。50Km渋滞...。
　昼過ぎに能登を出発したのであるが、東京経由で、仙台の家に到着したのは日が変わり、2時少し前となっていた。



最後に

　天気に恵まれ、大変良い登山、そして良い旅となった。移動に少々苦労したが、不思議と疲労感は残らなかった。
　白山山頂で、夕日を見送り、御来光を迎えることができた。何よりの経験であった。
　そして能登の地であるが、街並みが大変落ち着いており、非常にのんびりとした気持ちにさせられた。海の幸をふんだんに使用した食もまた美味しく、ぜひまた訪れたい。今度は少し時間をかけて歩いてみたい。
　

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