2009.10.1〜2009.10.3 (2009.10.5)
祭の前の西国巡り
(安仁神社)、(沖田神社)、(宗忠神社)、石上布都魂神社、(伊豫豆比古命神社)、(井出神社)、(別宮大山祇神社)、(姫坂神社)


はじめに

 尾道の向東八幡宮のお祭に合わせて西国を旅することは、ここ何年か定着してきた行事となった。
 今年の例祭は10月3日、4日とのこと。今年もこのお祭に合わせて西国を旅することにした。
 お祭に関しては、次の執筆となるであろう、巡拝記に詳細に記させていただくこととして、本執筆では、仙台から西国に向い、そしてお祭の前に西国を巡った様子を中心に記すことにする。
 今回の旅において、懸念された点が1点。それは小生の体調である。この週(旅立つ週)の初めに風邪をこじらせ、かなり悪化させてしまったのである。はたして無事旅立つことができるのか、旅立ちまでの不安な日々を風邪と格闘しつつ過ごすこととなった。


10月1日

 体調はよろしくはなかったが、まずはなんとか旅立つことができる程度まで回復してくれた。
 この日は羽田までの移動となる。
 会社は、月初めの稼働日はフレックス使用禁止日である。少々もったいないと思いながらも、この日は午後休暇を申請していた。
 あらかじめ、10月1日午後から、10月5日までは休暇を取得することを、前々から(夏休み明け直ぐに)職場には宣言していたので、今回の休暇を取得することは難しくはなく、これに合わせて業務の調整もきちんと行った。
 12:30に退社し、家に一旦戻る。14:00過ぎにカミさんの車で仙台駅まで送ってもらう。天候は曇りである。


東京

新幹線の中で... 新幹線は、早期割引のきくMAXやまびこ218号をあらかじめ予約しておいた。仙台発は16:00過ぎであるので、時間的にはかなり余裕があるが、土産物を仙台駅で準備するために少々家を早く出発したのである。
 久しぶりに仙台駅地下の名店街を流し、旅先でお世話になる皆さんへの土産物を見て歩いた。こうしてぶらついてみるのも案外楽しいものだ。結局のところ選択したのは、支倉焼、伊達小巻、黒砂糖まんじゅう。いつもとあまり変わらないものとなってしまった。
 キオスクでつまみとビールを購入して少々早く入線してきたMAXやまびこ218号に乗り込んだ。
 発車をまってビールを空け、つまみをいただいたが、少々喉が渇いていたからであろうか、白石蔵王駅を過ぎるころには全てをたいらげてしまっていた。

 本日の宿泊は、羽田の常宿東横イン羽田大鳥居であるので、東京駅で在来線に乗り換え、品川まで移動し、京浜急行に乗り換えて、大鳥居まで移動した。
 案外連結がよく、19:30前にはホテルにチェックインすることができた。


羽田の夜

 明日の朝は大変早い。モーニングコールを4:15、携帯電話のアラームを4:00、4:30にセットして、羽田に宿泊する時にはかならずお世話になる、正道さんに向った。
 この日の夕食は、醤油ラーメンに海苔をトッピングし、ミニ丼(チャーシュー)、そして生ビールをいただいた。久しぶりでもあり、大変美味しくいただくことができた。そういえば、この日は半休を取得して帰宅しているので、昼食をとっていなかったのである。
 ホテルに戻る途中、コンビニエンスストアで、水ものと甘いものを購入してホテルに戻る。
 体調は悪化はしていないが、良くはない。早く休むことにした。

夕食は正道さん

夕食は正道さん

羽田での夕食は
いつもこちらにお世話になる。
しっかりと食べる

しっかりと食べる

醤油ラーメンに海苔のトッピング、
ミニ丼(チャーシュー)、
そして生ビールを一杯。
羽田夜景

羽田夜景

ホテルからの眺めである。
先日からの風邪をまだ引きずっている。
体調が少々心配。
明日、朝が早いので直ぐに休むことにした。


10月2日


 4:10に起床。東京のこの時点での天気は曇り。西国の週末の天気は雨→曇りとの予報で、この日は雨を覚悟せねばならないようだ。
 身支度を整え、4:40過ぎにチェックアウトし、空港への送迎バスを待つ。外はまだ暗い。日が昇るのが遅くなったと感じる。
 送迎バスに揺られること約10分で羽田空港第2ターミナルに到着した。
 5:30少し前、チェックイン機が稼働したようなので、列に並ぶ。そういえば今年はANAのアップグレードポイントを使用していない。チェックイン機でアップグレードを試みると、空席があったようでプレミアムクラスにアップグレードすることができた。この日はついているかもしれない。
 引き続き大荷物のトランクをカウンターに預ける。この際、少々心配事を相談してみることにした。帰路は広島-仙台便を使うのであるが、最近この便はIBEXによる運航となった。今回は祭事の撮影ということもあり、かなりの装備を持ってきており、ANA国内便ぎりぎりのカメラバックを持ち込み荷物として予定していた。しかし、IBEXは使用機材(飛行機)の関係からANAの持ち込み荷物に比べサイズ制限がきつく、今回の装備(荷物)は制限オーバーなのである。このことを相談すると、「割れ物扱いとして、この箱に梱包材をつめてお預かりすることができます。」と、プラスチック製の箱を示しながら説明して下さった。「カメラ機材をよく預かることがあり、みなさんそうされておられます。」とのことであったので、帰路はそのようにさせていただくことにした。
 手荷物検査を済ませ、待合ロビーに入る。少々時間があったので、ラウンジにて時間をつぶすことにした。
 朝早かったせいか、ラウンジには人がおらず、ほぼ貸切の状態であった。広島では自動車を運転しなければならないのでアルコールをいただくことはできないので、ジュースをすすりながら、掲示板を眺めていると放送が流れ、搭乗予定の便が、広島空港が悪天候の為、着陸できない場合は、大阪か福岡に向う可能性があるとのことだ。しかし、今日はアップグレードに成功したこともあり、ついているに違いないと勝手に思うことにし、そうなった場合はそうなった時考えることにしようと決めた。
 羽田は雨になった。飛行機も少々遅れて離陸した。悪天候の割にはそう揺れることもなく飛行している。雲の上に出たせいか青空が広がっている。途中朝食のサービスがあり、美味しくいただいた。懸念された悪天候による着陸地変更という、最悪の事態にはならなかったが、先ほどまで順調であった飛行も広島空港に向け高度を落とし始めたころにはあたりが暗くなり、着陸時には雨となった。

アップグレード成功

アップグレード成功
ラウンジで出発を待つ

ラウンジで出発を待つ
機内で朝食

機内で朝食

 手荷物を受け取り、今回お世話になるニッポンレンタカーのカウンターに向う。いつもであればマツダレンタカーを使用するのであるが、今回はいく分お安いということもあって航空券と共にANAの予約のページからレンタカーを予約していた。その提携会社がニッポンレンタカーだったのである。
 送迎車でニッポンレンタカー広島空港店に送ってもらい、車両を借り受ける。新型のホンダFitである。新型のFitには初めて乗ることになるのであるが、燃費の良い車であると聞いていたので、噂通りであれば非常に助かる。


安仁神社

 河内ICから山陽自動車道を走り東へ向う。第1の目的地は岡山県の安仁神社である。途中大雨となり、やれやれと思ったがこればかりは努力してどうなるものでもない。早島ICで高速を下り、国道2号に入った頃には雨は小降りになってくれたが、雨の中の撮影に備えて、コンビニエンスストアにより、ビニール傘を調達した。
 安仁神社への到着は11:00過ぎ頃となった。この頃には、なんとか雨は止んでくれたようだ。
 拝殿に進み参拝後、境内を少し撮影させていただいた後、社務所を訪ね、御朱印をお願いした。神社の若い女性が対応してくださった。どちらからお参りですかと問われ、仙台ですと答えるとそれはそれは...と少々雑談をさせていただいた。お礼を述べ、社務所を出るとまた雨が降り出していた。
 さて、御朱印をお受けした際にいただいた御由緒書きによれば、かつては、安仁神社の付近までは海であったと記されており、たしかに境内は小高い山となっているが、そこに至る地形は標高が低く、また平地であるので、その様子を思い浮かべることができた。

安仁神社神門

安仁神社神門
安仁神社拝殿

安仁神社拝殿
安仁神社近くにて

安仁神社近くにて

このあたりはかつては
海であったのであろう。


沖田神社

 安仁神社を後にし、岡山市街方面に車を走らせること約20分で沖田神社に辿りついた。この頃には残念ながら雨は本降りとなってしまった。
 沖田神社は、百聞川沿いに鎮座していた。境内の駐車場に車を停め、沖田神社、みちひらきの神様とされる道通宮、そして境内に祀られた多くの神々の末社に参拝した後に社務所を訪ね御朱印をお願いした。
 御朱印は、宮司様が対応下さり、平成22年に沖田神社祝詞殿の建て替え工事が開始され、翌平成23年5月に完成であること。その際、小生が仙台からの参拝であることをお話していたので、工事を担当する宮大工さんは東北にご縁のある方であるとのお話をお聞かせくださった。
 その後、授与所にてたくさんの種類がある授与品の中から、道中安全のお守りとして、旅行安全御守りをお受けした。
 境内を撮影させていただいていると、神社の女性が雨の中をわざわざ小生を探し、お声掛け下さり、宮司様からですと、「遠くからのわざわざの御参拝ですので...また今後も安全にご旅行が続けることができますように。」とお話になられ、木製の通行手形を授けて下さった。ありがたくお受けした。大変感謝である。

沖田神社拝殿

沖田神社拝殿

残念ながら雨の中の参拝となった。
道通宮

道通宮

この拝殿の横の授与所で
御朱印をお受けした。
授与品の種類が大変多い

授与品の種類が大変多い

沖田神社拝殿から、
道通宮(社務所)に至る経路にて。
この神社さんの授与品は種類が大変多い。
多くの御徳を持った神様をお祀している
ということであろう。


宗忠神社

宗忠神社拝殿 宗忠神社への到着は13:10頃となった。雨は幾分小降りになってはきているが、傘は手放せない。
 宗忠神社は、岡山市の中心部、岡山市中野(通称・大元)に鎮座していることから、大元神社とも呼ばれているとのことだ。
 拝殿に向い、参拝後、授与所にて御朱印をお願いすると、ご年配の女性の神職の方が対応して下さった。
 その際に一緒にお受けした御由緒書きによれば、宗忠神社は、黒住宗忠を御祭神とし、誕生の地に鎮座しているとの説明が記されていた。


石上布都魂神社

石上布都魂神社拝殿 岡山まで来ているので、石上布都魂神社に参拝しようと考えた。神社には、通常は宮司様は詰めてはおられないので、参拝後宮司様宅を訪ね、可能であれば元気なお顔をと考えたのである。
 いつもであれば、拝殿下の駐車場に車を停め、坂道を上り拝殿を目指すのであるが、この日は天候がよろしくなく、また参拝者もないであろうと考え、拝殿前まで車で向うことにした。14:30過ぎ、拝殿前に到着すると、宮司様の車が止まっていた。
 拝殿前の社務所兼休憩所を覗くと宮司様が居られた。
 拝殿に向い参拝後、社務所に顔を出すと、「これはこれは珍しい方がおいでだ。」と迎え入れて下さった。
 少しお話していると、1時間30程、停電と通行停めを伴う工事を行うと、工事業者が連絡を入れてきた。思いもよらず、のんびりと宮司様とお話する時間を得ることができた。地元の話や仕事の話など色々なお話をすることができた。


尾道へ

 16:00頃、次の参拝は年明けになるとなるであろうことを宮司様にお話しし、石上布都魂神社を後にした。
 山陽ICから山陽自動車道を使い、福山西ICまで、雨はだいぶ小降りになってくれたようだ。
 この日の宿である、アルファワンへのチェックインは18:00頃となった。この系列のホテルには、ずいぶんお世話になったと言ってよい。今回の旅ではこのホテルに2泊するのであるが、うち1泊はポイントにより無料宿泊とさせていただいた。


尾道の夜

 荷物を置き、夕食の為、暖談さんに向う。この日は飛行機の中で朝食をとってから食事はしていなかったのでかなり空腹の状態であった。いか焼き、お好み焼きの暖談ミックス、そしてビールと焼酎をいただいた。
 以前訪れたのは、6月末のことであったので、それからの話などをおかみさんとさせていただきつつ、のんびりと食事をさせていただいた。
 翌日は早いが、まだ寝てしまうには早い時間であったので、港屋さんを訪ね、焼酎をいただいた。
 今回の旅では港屋さんに3泊お世話になるつもりで、8月初旬に部屋を予約しようとしたが、なぜか連泊で部屋を確保することができなかったので、明後日のみお願いすることになったことを知恵さんに話すと、しまなみ海道スリーデーマーチ(しまなみ海道を3日で歩く催し)の為早々に予約で埋まってしまったのだそうだ。
 ホテルに戻ったのは22:00頃となった。
 翌日は向東八幡神社の例祭であるが、午前中は松山に足を延ばす予定である。その為、少々早起きしなければならない計画である。朝5:00にアラームをセットし、すぐに休むことにした。


10月3日

しまなみ海道を進む 5:30に起き上がり、外を見る。尾道の天気は晴れてくれている。
 身支度を整え、行動を開始した。カウンターに鍵を預けようとすると、チェックインの際使用したポイント分の1泊分の宿泊料がキャッシュバックされた。少々財布の中身が温かくなったと思いつつ、ホテルの駐車場に停めた車に乗り込む。
 この地方のカーオーディオを民放ラジオにセットして、車を走らせる。この日は松山を目指す。向島大橋を渡り、向島ICから西瀬戸自動車道を走り今治まで。
 早朝のしまなみ海道は、交通量が少なく、また大変天気もよかったので景色を楽しみながら車を走らせることができた。
 
 そして8:00過ぎに松山市内の伊豫豆比古命神社に辿りついた。



伊豫豆比古命神社

 朝食をとっていなかったので、近くのコンビニエンスストアで軽食を購入し、車内で食した。その後、大鳥居や、神社付近の様子を撮影していると、8:30少し前、神社の皆さんが鳥居前の手水舎の前に集まり始めた。これからお勤めが始まるようだ。
 近くにおられた神職の方に境内を撮影させていただく旨をお断りをいれる。神社の皆さんが拝殿に向われるのをお見送くりし、境内の写真を撮影しながら、小生も拝殿を目指した。
 神社の皆さんは朝拝の後、神社の皆さんはそれぞれ境内の掃除をされていた。少しすると、拝殿横の授与所に清掃を終えた神社の女性が入られたのを見て、御朱印をお願いすると、ちょうど近くにおられた神職さんが「どちらから?仙台から...それはそれは。」とお話され、筆を握って下さった。その間、先ほどの女性が、こちらの地方の話や、気候の話など雑談にお付き合い下さった。

伊豫豆比古命神社近く

伊豫豆比古命神社近く

赤い大鳥居が目に入った。
天気がとてもよい

天気がとてもよい

10月であるのに、歩いていると
汗をかくくらいの暖かさである。
楼門の前で

楼門の前で

これから朝拝が始まるようだ。
 
楼門

楼門
拝殿は急な石段の上に建つ

拝殿は急な石段の上に建つ

石段は思った以上に急である。
伊豫豆比古命神社拝殿

伊豫豆比古命神社拝殿



井出神社

しまなみ海道を進む 伊豫豆比古命神社を後にし、15分ほど車を走らせたであろうか、井出神社に辿りついた。
 神社周辺の道は細く、車を走らせるのに少々気を使った。
 近くのコインパーキングに車を停め、神社に向う。社務所を覗いたが人が居られないようであったので、参拝のみさせていただくことにした。



 途中給油し、松山ICから松山自動車道、今治小松自動車道を経て今治市街に入る。


別宮大山祇神社

別宮大山祇神社別宮大山祇神社拝殿 大三島の大山祇神社の別宮、別宮大山祇神社は、55番札所・別宮南光坊の隣に鎮座していた。
 境内には、市指定天然記念物の樹齢300年以上とされるご神木の楠木があり、大三島の大山祇神社の楠を思い出した。
 拝殿に向い、参拝後、社務所を訪ね、御朱印をお受けした。



姫坂神社

姫坂神社へ姫坂神社拝殿 別宮大山祇神社から5分程で姫坂神社近くまで辿り着いた。
 参道前の公道は工事中であったので付近の車の流れは多少悪い状況であった。
 姫坂神社は今治北高校のすぐそばに鎮座していた。
 鳥居をくぐり、坂道と、石段を上がり、拝殿前に進む。
 参拝後、社務所兼宮司様宅で宮司様に御朱印をお受けした。
 宮司様から御朱印帳をお受けする際に、今治に鎮座している神社様を紹介して下さった。今回の旅では時間をとることができなかったので、次の機会に巡ってみようと考えている。


 姫坂神社を後にし、しまなみ海道を尾道に向かって車を走らせる。
 天気は非常に良い。昨晩港屋さんで聞いた、しまなみ海道スリーデーマーチに参加している方々でであろう、たくさんのウォーカーを目にした。皆楽しそうに良い天気のもとを歩いている。機会があればぜひチャレンジしてみたいものである。

 そして車は尾道市街に戻った。


さいごに

 少々体調が心配なところではあったが、ここまでの旅は順調であったと言ってよいであろう。
 初日は雨に降られてしまい残念ではあったが、岡山市街の神社様を巡ることができた。
 巡った神社様では色々とお話をさせていただく事ができ、また、石上布都魂神社では思いもかけぬアクシデントのおかげで、宮司様とのんびりとお話をさせていただくことができた。
 仙台から遠く離れた地でも訪ねる場所があり、また小生を覚えていて下さる方も居られるということを大変嬉しく思った。
 この後、今回の旅の最大の目的である、向東八幡神社の例祭に向うことになるのであるが、この巡拝記は一旦ここで締め括りたいと思う。これからの様子は次回の巡拝記に記させていただきたいと思う。



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