2008.8.11
おやひこさま参り
弥彦神社、弥彦神社御神廟(奥宮)、(熊野大社)、(山形縣護國神社)


はじめに

 この夏の休みは、出勤の予定もなく、長期休暇が確保できていた。1日位はぶらりと巡拝の旅に出てみようと考えていた。一の宮で巡拝していないのは、西から、阿蘇神社、厳島神社、日光二荒山神社、そして弥彦神社の4社であった。この4社の巡拝の作戦としては、前記とは順不同になるが...、 厳島神社 この年の10月にカミさんと参拝決定。
 日光二荒山神社 旅の友人からお盆休み中の日光は人が多いので行くべきではないだろうろ助言を受けたので、現在未取得となっている休日出勤分代休を使い、参拝予定。
 阿蘇神社 一の宮の巡拝の最終参拝はこの阿蘇神社か弥彦神社に参拝しようと未参拝神社が少なくなってきたころから、考えていた。簡単に訪れることのできる場所ではないので、時期、計画ともに現状未確定。
 弥彦神社 今年4月に、北陸に行っていたので、新潟付近の道や所要時間等ある程度予測計画することができた。このことからこの夏の一の宮巡拝は、弥彦神社とすることとした。
 この夏不思議と飲み会が続いており、出費を余儀なくされている状況の為、出費はなるべく抑えたいことから、大略以下の方針で計画した。
 <方針>
 ・軽自動車(さくら)による移動
 ・高速道路使用せず
 ・宿泊なし(残念であるが)
 ・土産予算削減
 出発は2時とし、早朝参拝客が少ないうちに参拝、及び境内の撮影、社務所が開くのを待ち御朱印をいただき、その後弥彦山に登り奥宮参拝。その後は仙台に引き返しつつ、2社ほど参拝。


8月10日(出発日前日)

 深夜移動となるが、特に仮眠をとるわけでもなく、旅の支度をする以外は通常の休日を過ごした。夕食も休日の夕食時の晩酌がないだけで普段と変わらない。
 カメラ、御朱印帳、そして自動車移動の際恒例となった小生の愚痴聞き係、及び眠気覚ましの為の犬のぬいぐるみを準備した。


8月11日

 2時にNaviに弥彦神社を目的地にセットし、移動開始。基本的に4月の能登一宮気多大社参拝時と同じルートを使う。国道48号線、国道13号線、南陽にて113号線に入り、7号を西に向かうというコースをとった。
 特に事故や渋滞に巻き込まれることもなく、7時頃には日本一の大鳥居と言われる弥彦神社の朱塗りの大鳥居に辿りついた。鳥居の向こうには弥彦山が見える。今日も天気が良くなりそうだ。
 弥彦駅に立ち寄り、写真を撮影後、弥彦神社を目指した。

弥彦神社の大鳥居 弥彦駅 弥彦神社に到着
弥彦神社の大鳥居 弥彦駅 弥彦神社に到着


弥彦神社

 表参道から30mほど離れた駐車場にさくらを停める。早い時間であったのであるが、駐車場はだいぶうまっている。登山者(ハイカー)達の車のようだ。
 表参道を進み、東参道と表参道が交わるところに車受付授与所があるが、まだ朝早く閉まっていた。その授与所から左手に進むと、鳥居の向こうに隋神門が見え、その奥に拝殿が見えてきた。参拝客はまばらで、参拝後社殿を撮影していると、神社の皆さんが授与所を開け、境内の清掃を始められた。少し待ち、授与所にて御朱印をお願いした。御朱印をお願いすると、授与所におられた女性が、男性の神職の方を内線電話で呼ばれ、境内の整備をされていた神職の方が駆けつけて下さり、対応して下さった。急ぐ旅でもなかったので、もう少し待ってからお願いすればよかったかと思い...。
 この頃になると参拝客も多くなってきたようだ。

表参道から拝殿を目指す 鳥居の向こうに隋神門が見えてきた 隋神門
表参道から拝殿を目指す
鳥居の向こうに隋神門が見えてきた
隋神門
隋神門から拝殿を望む 弥彦神社拝殿 弥彦神社拝殿
隋神門から拝殿を望む 弥彦神社拝殿 弥彦神社拝殿




弥彦神社御神廟(奥宮)

 弥彦神社社殿の後方にそびえる弥彦山の頂上には弥彦神社御神廟(奥宮)が鎮座している。奥宮には神職の方がつめておられ、御朱印をいただくことができるという情報を得ていた。
 境内を散策していると、朝方まだ閉まっていた、車受付授与所に女性がおられたので、奥宮までの道を聞いたところ、拝殿わきから少し歩くとロープウェイ乗り場があり、それを用いれば容易く山頂付近までたどり着けるとのことであった。登山と行きたいところであったが、この日仙台に戻らなければならない。さほど高い山ではないので無理ではないと思ったが、今回はロープウェイを使用することにした。
 ロープウェイ乗り場を目指して歩き始めると、ロープウェイまでの無料送迎バスが丁度客待ちをしていた。これを利用させてもらい、ロープウェイ乗り場まで。待ち時間なくロープウェイ出発時間となった。まだ早い時間であったので乗客も少ない。ロープウェイからは新潟方面を見渡すことができるのであるが少々靄がでており、すっきりと見渡せるとは言えず...。そうこうしているうちに山頂に到着である。約5分程度の空中散歩であった。
 そこから奥宮まで700mとあった。15分ほど山道を歩いたが、結構汗をかいた。この日は気温が高く、ロープウェイを使ったのは正解だったかもしれない。
 鳥居をくぐり、奥宮に参拝した。そこからは佐渡島を見ることができた。比較的海側のほうは見渡すことができた。
 風に吹かれながら汗がひくのを少々待ち、鳥居横の授与所にて御朱印をいただいた。

ロープウェイ乗り場 ロープウェイ やまびこ 弥彦山山頂にはアンテナ群
ロープウェイ乗り場
ロープウェイ やまびこ
弥彦山山頂にはアンテナ群
山頂にて 奥宮の鳥居と、社務所(右手) 弥彦神社御神廟(奥宮)
山頂にて 奥宮の鳥居と、社務所(右手) 弥彦神社御神廟(奥宮)


 下りもロープウェイを使用し、10:15頃にさくらを停めた駐車場に戻ることができた。駐車場の前には土産物屋があったので、自宅への土産物を購入。今回もいつものごとく”日持ちするもの”の観点から選択した。
 これからの行程であるが、夜通し走ってきており、ロープウェイを使用したとはいえ、汗をかなりかき、体力的にはかなり消耗していたので、あまり無理はしたくないと思った。基本的に目的を果たすことはできたので、帰路についても構わない。いつもお世話になっている南陽の熊野大社さんは帰路立ち寄ることができる。そして余裕があれば、山形市内の護國神社さんに参拝しつつ自宅を目指すことにした。
 帰路は基本的に来た道を引き返すのみである。途中事故渋滞に巻き込まれたが、比較的順調で、14:10に熊野大社さんに到着することができた。


熊野大社

 熊野大社さんに最後に参拝したのは昨年の9月末であったので、参拝まで少し間が開いてしまった。
 今回はお世話になっている神社さんの御朱印をいただくために準備した御朱印帳を持っていたので、参拝後、授与所で御朱印をいただいた。授与所でいつも応対して下さる神社の女性とお会いした。髪をあげられ、襷掛け姿である。「もう暑いのでこの格好でないとお仕事ができませんので...。これでも昨年に比べればまだいいのですが...。」とのこと。授与品をお受けし、次回は9月末位にお参りさせていただく旨伝え、熊野大社を後にした。

 熊野大社参道 熊野大社拝殿   熊野大社拝殿
熊野大社参道

蝉の声が聞こえる。
日差しは強いが、日陰に入ると
大変心地よい。
熊野大社拝殿



熊野大社拝殿





 さくらの腹減ったマークが点灯したまま50Kmほど走行していた。そろそろ給油せねばならない。熊野大社を出発し、山形に向かう途中、赤湯のGSで給油した。さすがにお高い...。


山形縣護國神社

 山形県護國神社への到着は15:30頃となった。
 拝殿に向かい参拝後、授与所を訪ねると、女性が1人おられ応対して下さった。神主さん、ほかの方はちょうど御祈祷中で拝殿におられるようだ。授与品を見ると、御朱印帳がおいてあったので、おわけいただき、その帳面に御朱印をお願いした。すると、今神主さんは御祈祷中なので少々待つことになるとのことで、少々雑談にお付き合いいただいたり、境内を撮影させていただいたりして、神主さんを待った。
 夕方ではあったが、山形縣護國神社には多くの参拝客が訪れており、御祈祷も絶え間なく執り行われていた。その合間をぬって神主さんが丁寧に御朱印の対応をして下さった。大変感謝である。

山形県護國神社拝殿 山形県護國神社拝殿 山形県護國神社境内
山形県護國神社拝殿

夕方であったが、参拝者が多かった。
山形県護國神社拝殿

陽が少し傾いてきた。
山形県護國神社境内

大変きれいに整備されていた。


帰路

 だいぶ西日が傾いてきた。護國神社を後にして仙台を目指す。ここまで来るともうNaviの誘導は必要ない。13号線から48号線へと車を走らせる。
 途中少々渋滞に捕まったが、概ね順調で、自宅への到着は18:30頃、そして今回の総走行距離は547.6Kmとなった。


最後に

 今回のおやひこさんへの参拝の旅で、一宮巡拝完了まであと3社となった。今振り返ってみるとかなり早足で参拝してしまった神社様もある。たとえば、参拝客がいなくなるのを待ってじっくり社殿を撮影することや、神社の方のお話をお聞きすることもできずに立ち去ってしまった神社様もあるのである。今回の旅は移動には多少無理をしたことろがあるので、少々反省しているが、好きな写真撮影をじっくりと楽しむことができたことは何よりであった。
 一の宮巡拝が一通り終わったら、機会があったならばであるが、前述のような悔いの残った神社様にはもう一度お参りさせていただきたいと考えている。



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