2008.3.29
早春賦(一の宮巡拝記外伝 13)
(開成山大神宮)、(安積國造神社)

 
はじめに

 話は前後するが、4月初旬に関西、中国地方を旅する。その際の足を確保するために、青春18きっぷをネットオークションで調達した。予定では2回分あればよかったのであるが、手頃な出物がなく、3回分残っているものを落札することとなった。(青春18きっぷの詳細はここでは記述しない。)
 1回分無駄になるというのも、なんとももったいない話なので、カミさんと交渉し、3月29日、1日自由時間をもらいJR線を使って旅をすることにした。
 旅程は以下のように計画した。

 (仙台)6:04-8:23(郡山)
 郡山散策(開成山大神宮参拝)
 (郡山)10:45-11:50(会津若松)11:59-12:16(喜多方)
 昼食
 (喜多方)13:49-14:06(会津若松)14:13-15:15(郡山)15:37-16:24(福島)16:32-17:54(仙台)


3月29日

仙台駅にて 4:50に起床し、眠い目をこすりながら外を見てみる。3月末である。この時間でもだいぶ明るい。春であると感じる。
 カメラと小説、御朱印帳等の最小限の荷物を詰め込んだ小さなカメラバッグを肩からかけ、仙台駅に向かって歩いた。曇ってはいるが、天気は心配なさそうである。寒いが、もう突き刺さるような寒さではない。
 5:40頃駅に着き、改札を済ませ、ホームに入るが、キオスクが開いていなかったので、一度改札を出て外のキオスクでパンと缶コーヒーを買いこみ、再度ホームへ。
 出発し、2駅程度の間で朝食完了。春めいてきた風景を車窓から眺めている間に転寝をしてしまった。

鳥居が見えた 郡山に着き、目的地である、開成山大神宮に向って歩く。天気は今一つぱっとせず、時々お天気雨が落ちてきた。
 さくら通りを西に向かい、2キロ程度の距離を40分程度かけて歩き、左折すると、白い鳥居が見えた。
 この鳥居をくぐり、境内に入ったころには天気は回復してくれていた。


開成山大神宮

 境内は大変きれいに整備されており、まだ花見には少々早いが桜の木もあり、咲けばさぞかし綺麗であろう。
 はじめに拝殿に向かい参拝させていただいた後、社務所を訪ね、そこにおられた女性に御朱印をお願いし、しばし境内をカメラをぶら下げて散策させていただいた。
 御朱印帳を受け、お礼を述べ、郡山駅に向かって歩く。帰路は、さくら通りと平行して広がる開成山公園内を少し歩いてみた。この公園には沢山の桜が植えられている。開花の季節には、開成山いったいが見事な景観となったため、国の名勝天然記念物にも指定されていたとのこと。(現在は指定解除されているとのことであるが...。)桜の季節にぜひ訪れてみたい。

鳥居と神門 開成山大神宮拝殿 開成山大神宮拝殿とさくら
鳥居と神門

表参道から神門へ。
開成山大神宮拝殿

社号額には開成山大神宮と記される。
文字は有栖川宮熾仁親王の書とされる。
開成山大神宮拝殿とさくら

さくらにはまだ早い。

聖徳太子像 神楽殿 開成山大神宮参道
聖徳太子像

16歳の時のお姿とされる。
神楽殿

いただいたご由緒書によれば、
特殊な音響工法が
取り入れられているとのこと。
開成山大神宮参道

花の咲く木々が多い。
境内の梅は満開であった。


安積國造神社


 駅に向かって桜通りを歩くと、右手に総鎮守と掲げられた鳥居が目に入った。その鳥居は安積國造神社の鳥居であった。鳥居をくぐると、右手に拝殿、左手に社務所となっていた。裏参道から境内に入ったようだ。
 拝殿に向かい、参拝後、社務所におられた女性に御朱印をお願いした。この神社はこの近辺では一番古い神社とのことであった。

安積國造神社裏参道鳥居 安積國造神社拝殿 安積國造神社表参道
安積國造神社裏参道鳥居

総鎮守と掲げられている。
安積國造神社拝殿

郡山駅の方面を向いて建っている。
安積國造神社表参道

郡山駅すぐ近く。
表参道は繁華街を貫いている。


喜多方へ

あいづライナー 安積國造神社の表参道を鳥居のほうに向かうと、駅前の繁華街に出た。そのまま駅に向かい、家への土産物を調達した。安積國造神社の女性に、郡山土産はと尋ねたところ、薄皮饅頭を紹介されたので、それにした。
 10:45あいづライナーに乗り込む。ホームに停車していたのが、昔の特急風の車両であったので、青春18きっぷで乗ることができるのか少々不安になり、改札の駅員さんに尋ねてみると、自由席ならば大丈夫とのことだったので、自由席に乗り込んだ。車内は混んでいたが、なんとか座ることができた。車内は対面式のシートで、大変懐かしい気がした。
 会津若松で快速喜多方行きマウントエキスプレスに乗り換え12:16喜多方に到着した。



喜多方にて

  喜多方での持ち時間は約90分。その間に昼食をとる必要がある。喜多方と言えば、喜多方ラーメンである。とはいっても下調べもなにもせずに来ているので、どの店に入ってよいのかなぞ分かるわけはない。そこで、人の波に流されてみることにした。
 人の流れの多くは、源来軒という店に向かっている。
 席につき、チャーシューメン、餃子、ライスを注文した。多くの客が訪れていたが、あまり待つことなく注文したものが出てきた。餃子は大きく、ラーメンのもりもまずまず。しかし味は...。好みかもしれないが...。
 後に知ったのであるが、この店は喜多方ラーメン発祥の店とのことであった。

喜多方駅へ到着 源来軒 チャーシューメンと餃子、ライスを注文

天気は曇り、晴れ ホームにて ホームにて


帰路

 帰路は、予定通り、会津若松、郡山、福島で乗り換え、仙台まで。どの列車も込み合っておらず、のんびりと転寝をしながらの列車の旅である。そして、自宅への到着は18:20となった。


最後に

 花咲き乱れといった季節にはまだ早く、朝夕は寒いが、昼間は歩いていて汗ばむ陽気となった、東北の遅い春の訪れを感じることができる旅であった。
 今回の旅は突発的に計画したものであったが、一日楽しむことができた。しかし、かなり時間に縛られることとなった。だが、それはそれで仕方がないと割り切るしかないであろう。
 たまにこのような旅をしてみるのもよいかもしれない。





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