2007.7.14〜2007.7.16
鳥海山登山
鳥海山大物忌神社(奥宮)、(荘内神社)、鳥海山大物忌神社(蕨岡口之宮)、鳥海山大物忌神社(吹浦口之宮)、鳥海山大物忌神社(中の宮)、(山皇熊野神社(里宮・本宮))

はじめに

 海の日という祝日は、ハッピーマンデーという制度により月曜日が休みとなるので、3連休になる。
 毎年、旅の友人小林氏と夏に一つずつ山に登ることにしているのであるが、今年はこの連休を利用して東北の霊峰、鳥海山に登ることにしていた。
 作戦は、
 7月14日:早朝仙台駅で小林氏と落ち合い、観光をしつつ、鳥海ブルーライン中腹にある、象潟口(鉾立)で夜明けを待つ。
 7月15日:夜明けと共に登山を開始し、頂上御室の鳥海山大物忌神社奥宮に参拝後、新山頂上(2236m)へ登頂し、下山して、宿泊所として予約した、湯ノ台の鶴泉荘泊。
 7月16日:観光しつつ仙台に戻る。
 というものである。
 ちなみに7月15日の宿「鶴泉荘」は、行きつけの床屋の親父さんが、「ここの温泉はよかった。」と薦めてくださったので、少々登山口からは離れているが、この宿を申し込んだ。
 

2007年7月14日

 4:00に起床。天気は雨。さらに強い台風4号が近づいている。
 4:30に出発し、仙台駅東口で、小林氏と合流したころには雨足がだいぶ強くなった。途中食事をとり、庄内地方を目指す。山形に入ると、天候は曇りの状態。登山は翌日の予定で、この日は観光を予定していたのであるが、台風の接近で翌日の天気が読めないことから、曇りではあるが、雨が落ちていないこの日のうちに、鳥海山に登山することにした。
 鳥海ブルーラインを走り、登山口(象潟口、鉾立)に到着したのは9:20頃となった。曇りの天候であるが、登山客はいるようだ。


鳥海山登山

 車を鉾立ビジターセンター前の駐車場に停め、登山カードの記入を行って、9:40頃登山を開始した。本来の計画であれば、翌日、夜明けと共に登山を開始する予定であったので、約5時間程遅れての出発となることから、日暮れまでに登山できるかが、少々心配であった。場合によっては、頂上の宿泊施設への宿泊も考えなければならない。
 一時間半程歩き、御濱神社を過ぎた頃には、雨が降り始め、雨具の装着を余儀なくされた。この付近では鳥海湖が右手に見えるはずなのであるが、霧が立ち込めており、鳥海湖と、その眼下に広がる庄内地方や日本海の景色を楽しむことができなかった。途中雪渓も数箇所あり、視界も悪いので気を使いながらの登山となった。
                 
登山開始 賽の河原にて 御室に到達

登山開始
象潟口(鉾立)にて。
この時、まだ雨は落ちていない。

賽の河原にて
霧が濃くなってきた。
この後、台風の影響で風雨が強くなってくる。

御室に到達
新山頂上へ約25分の看板が目に入った。
頂上を目指す前に、
鳥海山大物忌神社(奥宮)に向かうことにした。


鳥海山大物忌神社(奥宮)

 途中台風の影響で、雨よりも、強い風に悩まされたが、13:50頃、御室の鳥海山大物忌神社奥宮に到着した。
 御室の鳥海山大物忌神社奥宮の社務所は、宿泊施設の受付も兼ねている。また、神社の授与品の他に、飲料や軽食、記念品なども扱っていた。
 社務所にて、御朱印をいただき、授与品や記念品をお受けした。また、登頂証明書を発行してくださるとのことだったので、記念にいただくことにした。
 登頂証明書の発行には時間がかかるとのことだったので、まず鳥海山大物忌神社奥宮に参拝し、そして新山(鳥海山頂上)へ登った後に、再社務所を訪ね、受け取ることにした。
                 
鳥居の向こうに 霧が濃い 鳥海山大物忌神社奥宮

鳥居の向こうに
鳥居の向こうに、
鳥海山大物忌神社(奥宮)
がぼんやりと。

が濃い
御室に到達したころには、
風雨はおさまってきたが、霧は濃い。

鳥海山大物忌神社奥宮
正面が拝殿、右側が宿泊施設。
左側が社務所となっている。



頂上へ、そして下山

 新山頂上へは25分と看板に書かれていた。この程度であれば...。気楽に何も考えずに進むと、到る所に登山者のリュックや登山装備が置かれている。少ししてその理由が判った。突然目の前に急勾配の岩場が現れた。みな身軽な格好でこの岩場を登っていったのであろう。両手を使いながらよじ登らなければならないところもある。風がいくぶんおさまってくれていたのは助かったが、かなり苦戦しながら頂上まで。14:45鳥海山頂上に到達した。霧が深く景色を楽しむことはできないのは少々残念であるが、登りきることができたので満足である。
 社務所を訪ね、登頂証明書を受け取る。15:00を過ぎていた。明るいうちに下山できるかが心配であったので、この時間で鉾立まで辿りつくことができるかを尋ねると、その顔つきなら問題ないでしょうと、小生の疲労度を見ながらの答えが返ってきた。
 下山を開始すると、天候が回復に向かっているようだ。霧も晴れ、庄内平野や、象潟、そして日本海が眼下に広がりだした。御濱付近では、鳥海湖も見ることができた。
 鉾立のビジターセンターに到着したのは18:20頃となった。
 さて、ここで問題となるのは、この日の宿泊先である。計画ではこの日の深夜にこの登山口に到達する予定であったのであるが、前倒ししてしまったことにより、この日の宿泊先が必要となった。しかし、汗をかき、疲れていたので、温泉にでも入り、汗を流した後で宿泊先を検討することにした。
 道の駅鳥海近くの、温泉保養センター、あぽん西浜という温泉施設に立寄った。汗を流し、のんびり湯につかった後、この日の宿泊先を検討した。
 インターネットというものは非常に便利なもので、小林氏の携帯端末で、この日の宿の候補を検索し、酒田のステーションホテルに予約をいれた。
 酒田ステーションホテルは酒田駅から徒歩5分位の場所に位置していた。21:00頃にチェックインし、すぐに食事の為に酒田の街に出た。かなり疲れていたので、この日は余り無理せずに、ホテルに戻ることとなった。
                 
鳥海山頂上にて 雪渓 振り返ってみる

鳥海山頂上にて
登頂に成功。
天気には恵まれなかったが、
2236mを登りきることができた。
残念ながら下界は見えず...。

雪渓
下りに入ると、だいぶ天候が回復してきた。

振り返ってみる
先ほどまでいた山頂を振り返ってみる。
「あの山の上に先ほどまでいたのか」
と思うと、不思議な気持ちになる。

                 
鳥海湖 夕暮れが近い 下山報告

鳥海
登りでは霧で見ることができなかった
鳥海湖と、その向こうに
下界をみることができた。

夕暮れが近い
空が茜色に変ってきた。夕暮れが近い。
なんとか下山できそうである。
 

下山報告
無事下山することができた。
登山口横の登山案内所で、
下山の書類を記入する。

2007年7月15日

 風は強いが、雨は落ちていない。雲は多いが晴れている。
 ホテルをチェックアウト後、荘内神社に向かった。


荘内神社

 荘内神社は、鶴岡市の鶴ヶ岡城址に鎮座しいる。
 以前、この神社様のHPを閲覧した際に、この神社様は、明治の時代に廃城令にて鶴ヶ岡城が取り壊されてしまった後、庄内地方の人々の心のよりどころとされているとの説明が載っていたことを思い出した。
 訪ねてみると、大きな神社様ではなかったが、沢山の参拝客が訪れており、敷地内の建物では、夏祭りの為であろうか、地元の少女達が舞の練習に一生懸命取り組んでいた。心地よかったのは、神職の方が、地元のみなさんと大変気さくにお話をされていたことである。
 社務所にて、神職の方に御朱印をお願いすると、前のページに押された印をご覧になり、「昨日登ってこられたのですか?雨は大丈夫でしたか?」「荘内と書いて"しょうない"と読むんですよ。」「良い旅となりますように。」と、大変穏やかにお声をかけてくださった。
 心のよりどころとは?、建物ではなく、人なのではないかと、感じずにはいられなかった。
                 
荘内神社拝殿 ”しょうない”神社 御朱印をいただく。

荘内神社拝殿
荘内神社は鶴ヶ岡城址に鎮座している。
参拝客も多い。

”しょうない”神社
神職の方が
荘内と書いて”しょうない”と読むのですよ」
と教えて下さった。

社務所にて
御朱印をいただく。
大変穏やかな口調で、いろいろなお話を
お聞かせてくださいました。


鳥海山大物忌神社(蕨岡口之宮)

鳥海山大物忌神社(蕨岡口ノ宮) 国道7号線を北上し、鳥海山大物忌神社(蕨岡口之宮)を目指した。
 一度お参りさせていただいたことがあるのであるが、少々判り難い場所に鎮座していたことを思い出した。遊佐駅でエリアのマップをいただき、そのマップとNaviを頼りに鳥海山大物忌神社(蕨岡口ノ宮)にたどり着いた。
 この日もそうであったが、蕨岡口ノ宮は通常は神職の方がつめておられない。参拝後、境内を少し撮影させていただき、この蕨岡口之宮を後にした。


鳥海山大物忌神社(吹浦口之宮)

 鳥海山大物忌神社(蕨岡口之宮)を後にし、途中、地元の神社さんを参拝しつつ、鳥海山大物忌神社 (吹浦口之宮)を目指した。鳥海山大物忌神社(吹浦口之宮)は吹浦駅のすぐ近くに鎮座しており、大変わかりやすい為、迷うことなく、到着した。(昨日も、鳥海ブルーラインに入る直前にこの神社の前を通過しており、順番は前後してしまうが、鳥海山に登頂に成功したら、お礼の意味も含めて、この日参拝しようと、小林氏と話ていたのである。)
 蕨岡と、この吹浦は里宮であり、先日登山した鳥海山山頂の大物忌神社が本社となる。 この神社様にも、以前参拝させていただいている。その時には気付かなかったが、東参道を発見した。国道7号線から、吹浦口之宮へと続く参道で、鳥居もある。(ちなみに、東参道からではなく、今回も表参道から参拝させていただいた。)
                 
鳥海山 吹浦口之宮東参道 鳥海山大物忌神社 (吹浦口之宮)

鳥海山
吹浦口之宮へ向かう途中に撮影。
この時点での天候は曇り

吹浦口之宮東参道
東参道を発見。
しかし、こちらから参拝はせず、
表参道から参拝させていただいた。

鳥海山大物忌神社 (吹浦口之宮)
表参道の急な石段を登ると、
目の前が開け、吹浦口之宮拝殿前に出る。
 


鳥海山大物忌神社中之宮

 吹浦口之宮を後にし、鳥海ブルーラインを走行し、秋田側に抜け、この日の宿泊所である湯ノ台の鶴泉荘に向かう。 鳥海ブルーラインを吹浦方面から進むと、昨日の登山口鉾立の手前に、鳥海山大物忌神社中之宮が鎮座している。この神社様にも参拝し、昨日登山を開始した、鉾立のビジターセンターに立ち寄り、下界をしばし眺めた。  
                 
鳥海山大物忌神社中之宮 鳥海ブルーライン鉾立展望大にて 鳥海ブルーライン鉾立展望大にて

鳥海山大物忌神社中之宮
鹿公園が近設されている。

鳥海ブルーライン鉾立展望大にて
昨日登山を開始した登山口は
このすぐ側にある。

鳥海ブルーライン鉾立展望大にて
男鹿半島方面を眺める。
天気が良く、大変良い眺めであった。



鶴泉荘にて

 鶴泉荘からは鳥海山がよく見えた。
 チェックインしてすぐに温泉につかった。温泉のおかげで、疲れが蓄積せずに済んでいる。
 夕食時、TVでは台風のニュースが報道されており、太平洋側ではかなりの雨風だったようだ。
 部屋はりんどう。この部屋からは鳥海山が見える。鶴泉荘到着前に 地元の酒屋で購入し、氷付けにしておいたビールを、鳥海山を肴に飲んだ。なんとなくもったいなく感じ、鳥海山が見える間は部屋の電気をつけずにいた。
                 
鶴泉荘 夕食 部屋からは鳥海山が見える

泉荘
大変綺麗な宿であった。
床屋の親父さんに薦められた通り、
風呂もよかった。

夕食
登山宿として素泊まり感覚で、
予約したのであるが、
夕食もなかなか楽しめた。
つい、生ビールを頼んでしまった。

部屋からは鳥海山が見える
多少障害物があるが、鳥海山が見えた。
この景色を肴にビールを飲んだ。



2007年7月16日

 7:00に起床。天気は晴れ。 朝食を済ませ、秋田に向かう。天気がよいので、鳥海山も良く見えた。
 移動中、アイスを売っているおばさんがやたら目に付いた。この方々が、秋田名物、ばばへらアイスを売るおばちゃん達のようだ。車を停め、秋田名物ばばへらアイスを食してみた。暑い日であったので、ことさら美味しく感じた。
 おばちゃんが、へらで、アイスを もってくれるので、ばばへらアイスというのだとか...。さだかではないが。
         
鳥海山 ばばへらアイス

鳥海山
鳥海山は、見る方角によって
いろいろな姿を見せてくれた。
大変美しい山である。

ばばへらアイス
おばちゃんが、へらで、アイスを
もってくれるので
ばばへらアイスというのだとか。
秋田名物なのだそうだ。



山皇熊野神社(里宮・本宮)

 秋田市内に入り、山皇熊野神社の里宮に参拝した。
 拝殿に向かい参拝させていただいた後、社務所を訪ねると、お若い女性と、神職の男性が居られ、御朱印をお願いすると、神職の男性が対応して下さり、御朱印と合わせて里宮という印を押して下さった。
 この後、本宮に向かう。
 Naviに従って走行したつもりであったが、途中道を誤り、少々時間を要して本宮に到着すると、先ほど御朱印の対応をして下さった神職の方が本宮に居られた。
 御朱印をお願いしようとすると、御朱印は同じとのことで、本宮という印を先ほどの御朱印に合わせて押して下さった。さらに、先ほど里宮で頂くのを忘れた御由緒書を渡してくださった。
                      
山皇熊野神社(里宮にて) 山皇熊野神社(里宮にて) 山皇熊野神社(本宮にて) 山皇熊野神社(本宮にて)

山皇熊野神社(里宮にて)
参拝後、社務所にて御朱印をいただいた。

山皇熊野神社(里宮にて)
新屋敷小路というバス停がすぐ前にある。
小さい神社さんというイメージであるが、
この神社さんは町の皆さんに慕われているな
と、なんとなく感じた。

山皇熊野神社(本宮にて)
拝殿前には桜の木があり、
春、開花した様子は、さぞ...。
この時期に再度参拝してみたいと思い...。

山皇熊野神社(本宮にて)
御朱印は同じとのことで、本宮という印を、
里宮でいただいた御朱印に合わせて
押印してくださった。



秋田にて、そして仙台へ

 せっかく秋田に来たので、なにか名物を食してから仙台にもどりたいという話になった。
 秋田駅前の駐車場に車を停め、食事をすることにした。
 小林氏は、比内鳥のわっぱめし。小生は比内鳥の親子丼。2人で比内鳥の串焼きを一本ずついただいた。美味しくいただくことができた。
 秋田から高速を使い、湯沢へ向かい、その後、鳴子を抜け、仙台駅着は16:00過ぎとなった。小林氏は17:00発の高速バスの予約を入れていたので、なんとかその時間までに戻ることができた。
 来年の登山の案をお互い検討しようということで、ここで小林氏と別れた。


終わりに

登頂証明書 急遽計画を変更することになったが、無事、鳥海山登山を行い、登頂に成功することができた。
 小生達が登山をしようとするときには、台風により天気が不安定になっている場合が多い。
 登山決行時期はいつも7月のこの時期で、梅雨明けしていない時期であるし、台風が接近し始めるころでもある。幸いなことに、登山が中止になったことはないが、登山時期も検討しなければならないかもしれない。

 (画像は、鳥海山頂上で発行していただいた、登頂証明書である。なによりの宝となった。)



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